魂のこもったコース料理に寄り添ったペアリングを楽しむ。素材を生かした本格イタリアン
MANSALVA マンサルヴァ
多田 義明シェフソムリエ
ワインとのペアリングが中心のオリジナリティ溢れるイタリアン
恵比寿駅東口から徒歩5分。L字型のカウンターが特徴の落ち着いた店内で趣向を凝らした料理と厳選されたワインが楽しめます。国籍やジャンルにとらわれず、独自性のある旬の食材を使った月替りのコース料理は多くのワインラヴァーを魅了しています。
「コース料理なので、長く蘊蓄を語っていても仕方ありません。サーブする際の限られた時間でどうワインの魅力や味わいの構成をスマートに説明するか、というところを常に意識しています。食材が持つ素材とワインが持っている味わいの共通点を探すのがポイントです」
と語るのはシェフソムリエの多田氏。
お客様の7割がコースに合わせたペアリングを注文するというのも頷けます。
ワインは提供する料理に合わせ、力強さよりも繊細さ、シンプルよりも複雑味を。
ワインはブルゴーニュやイタリアを中心とし、オーストリアやギリシャなどのヨーロッパの産地もオンリスト。試飲会や外で飲んで多田氏自身の気持ちが高揚するワインしかセレクトしません。
また、多田氏はマンサルヴァの細部までこだわる細やかな一品やさまざまな構成要素のある味わいの深さをベースにペアリングするワインを考えています。
「必然的に力強さよりも繊細さ、シンプルよりも複雑味のあるワインをセレクトするようになりますね。それでも毎月変化が楽しめるようにワインの選定をしています」
と多田氏。最近注目しているワインを尋ねると
「最近はギリシャワインに注目しています。特にサントリーニ島のアシルティコは塩味が感じられ、海のそばにいるような情景が浮かぶワインです。マンサルヴァの魚介を使った前菜にもうまくマッチします」
と答えてくれました。
・グラスワイン:¥1400~ 多い時は20種類
・ボトルワイン:¥7000~ ボリュームゾーンは¥15,000~20,000
・ワインのアイテム数:600種類以上

この逸品

熊野鮎のジェノヴァ風
夏のスペシャリテで鮎を使った冷前菜。鮎は半身にして皮面をパリッと焼き上げ、下にはスライスしたじゃがいもとインゲン、ビシソワーズのソース、手前にあるブロック状のものは鮎の肝を使ったパテです。こちらもソース代わりに一緒に付けて食べていただきます。 この逸品に多田ソムリエはイタリア リグーリア州のヴェルメンティーノ種の白ワインを合わせます。 「ハーブのような香りとほろ苦さ、そしてほんのりと塩味を感じるようなミネラル感のある味わいで、このスペシャリテとの相性はバッチリです」
店舗情報
- 店名
- MANSALVA
- 住所
-
東京都渋谷区恵比寿4-23-7 恵比寿レーベン 2F
- アクセス情報
- 電話番号
- 050-5595-5728
- 営業時間
- 《ディナー》■水曜~月曜日 18:00~23:00 (LO 20:00) 《ランチ》■土曜日と日曜日のみ 12:00~15:00 ※要予約
- HP・SNS
- https://mansalva.jp/
- 定休日
- 火曜日
- 価格
- 備考
ソムリエ

氏名 : 多田 義明
大阪生まれ。2007年に上京し、グローバルダイニング系列でキッチンとして勤務。その後数社の飲食店を経て、新宿のマルゴー系列「クラウディア2」でソムリエを取得。2018年、リニューアルオープンのタイミングでマンサルヴァにソムリエとして勤務。現在マンサルヴァのシェフソムリエとして活躍。趣味はサウナ。