les Accords(レザコール)

03-4400-5550

クラシックフレンチとワインが導く、唯一無二の味わい。
真の相性を自由に愉しむ、赤羽橋の一軒

les Accords(レザコール)

30年の経験を重ね、再び現場へ。『les Accords』が追求する「調和」

東京タワーを望む赤羽橋に佇む『les Accords(レザコール)』。
2026年4月に誕生した、クラシックなフランス料理とワインのペアリングを楽しめるレストランです。

オーナーソムリエを務めるのは、数々の名門ホテルや三つ星レストランでシェフソムリエや支配人を歴任してきた市村暢央氏。
30年にわたりフランス料理とワインの世界に携わってきた一方、ここ10年ほどは現場を離れ、複数店舗を束ねる統括ディレクターや役員として、経営や店舗の立て直しなど裏方の仕事に奔走していました。

そんな市村氏が、キャリアの集大成として選んだのが、もう一度現場に立つこと。

「やはり私は、フランス料理とワインが好きだ。仕事の締めくくりとして、もう一度現場に立ち、料理とワインの相性を追求したい」

その想いを胸に、自らの理想を形にする場所として『les Accords』を開業しました。

店名の『les Accords』は、フランス語で「調和」を意味します。
料理とワイン、シェフとソムリエ、お客様とスタッフ。
異なるものが組み合わさることで、一つでは生まれない価値が生まれる。
そんな願いを込めた店名の通り、ここでは料理とワインが互いの魅力を引き出し合う関係を大切にしています。

革新的な手法や多様なペアリングが広がる現代において、『les Accords』が目指すのは、あえてクラシックなフランス料理や郷土料理と、それに寄り添うワイン本来の魅力に愚直に向き合うこと。
伝統を大切にしながらも、現代の感性で料理とワインの関係性を見つめ直す場所です。

30年の経験を重ねた市村氏が、もう一度現場に立つという決意。
その想いと経験が一皿の料理と一杯のワインに重なり合い、ここでしか味わえない豊かな「調和」を生み出しています。

「畑を見る」ワイン選び。土地の物語とともに届ける一杯

『les Accords』のワインリストは、約99%がフランスワインで構成されています。

その根底にあるのは、「ワインは農作物。ボトルばかりを見るのではなく、畑を見なさい」という、市村氏がホテル学校時代に恩師から受けた教えでした。
祖父母がブドウ農家だったこともあり、幼い頃から土の匂いや畑の風景に親しんできた市村氏。
その教えを胸に、自らフランス各地の産地へ足を運び、土地の気候や風土、食文化、生産者の想いに触れてきました。

流行や目新しさだけでワインを選ぶのではなく、実際に産地を訪れ、その背景を自分の言葉で語ることができるワインを中心にセレクト。
グラスに注がれる一杯を通して、そのワインが生まれた土地の風景や物語まで届けることを大切にしています。

さらに、選び抜いたワインを最良の状態で楽しんでもらうため、店内には個人店としては珍しいウォークインセラーを完備。
温度や湿度を徹底して管理し、それぞれのワインが持つ本来の魅力を引き出せる環境を整えています。

「自分が惚れ込んだワインだからこそ、ポテンシャルを最大限に引き出した状態でお客様に届けたい」

そんな妥協なき姿勢が表れています。

そして、最終的にグラスへ注ぐ一本を決めるのは、お客様との対話です。
「どんなワインが飲みたいか」「料理と合わせたいのか、ワインそのものを楽しみたいのか」。
会話を重ねながら、その日の気分や好みに寄り添い、一人ひとりに合った一杯を提案します。

産地への敬意と、目の前のお客様への細やかな目配り。
その両方から、『les Accords』のワインセレクトは生まれています。

「1+1が3以上になる」
クラシックなフレンチとワインのペアリング

『les Accords』の料理の軸となるのは、フランス各地で受け継がれてきたクラシックな料理や郷土料理です。

伝統的な味わいを大切にしながら、現代の感性や日本の食材を取り入れ、今の時代に心地よく楽しめる一皿へと仕立てています。
食材は豊洲市場をはじめ、千葉・館山の漁師や農家など、つながりのある生産者からも仕入れています。

そして、この店の料理を語るうえで欠かせないのが、料理とワインを一体で考えるペアリングです。

「1+1が3以上になること。それがペアリングの最低条件だと思っています」

料理とワインを合わせて単に「2」にするのではなく、ともに味わうことで互いの魅力が増幅し、単体では生まれない新たな味わいへと導く。
それが、市村氏の考えるペアリングです。

その象徴ともいえるのが、ジュラ地方の郷土料理「Coq au Vin Jaune(雄鶏の黄ワイン煮込み)」です。
市村氏が現地で出会い、心を動かされた一皿を日本でも表現したいという想いから生まれた料理で、ヴァン・ジョーヌで煮込んだ雄鶏に、同じジュラ地方を代表する「Château-Chalon(シャトー・シャロン)」を合わせます。
さらに、旬の短いフレッシュモリーユ茸を添え、土地の味わいと季節の恵みを一皿に込めています。

また、夏のブイヤベースには、定番のロゼではなく、あえてプロヴァンスの赤ワインを合わせることも。
現地では定番の組み合わせですが、実際に合わせてみると、赤ワインが圧倒的な相性の良さを発揮するといいます。
伝統的な組み合わせも大切に取り入れながら、実際に料理とワインを合わせたときの味わいを追求し、コースの中でその魅力を伝えています。

料理からワインを考えるだけでなく、ワインから料理のイメージを膨らませることもあるという『les Accords』。
シェフとの意見交換や試作を重ねながら、完成形を決めつけることなく、より良い組み合わせを探求し続けています。

「フランス料理ってやっぱり美味しいよね。」

そんな原点に立ち返るような感動を、一皿と一杯から届けています。

気負わず過ごせる、心地よい空間とサービス哲学

『les Accords』の店内は、温もりのある木目とダークトーンを基調とし、随所に柔らかな曲線を取り入れた落ち着いた空間です。
重厚感がありながらも格式張りすぎず、フランス料理店に頻繁に訪れることが無い方でも自然体で過ごせる雰囲気を大切にしています。
その空間づくりと同じように、市村氏が重視しているのがお客様との距離感です。

「お客様が『黒』を求めているからといって、お店側も真っ黒になって迎合するのは間違っている。自分としての確固たる『色』を持ちつつも、それをお客様に押し付けるのではなく、お客様の色とじわっと滲み合って、新しい色を生み出していく。それがサービスの面白さです」

店としての軸は持ちながらも、決められた楽しみ方を押し付けない。
その柔軟さも『les Accords』の魅力です。

コース料理をゆっくり味わう一軒目としてはもちろん、
「食事の前にシャンパーニュを一杯だけ楽しみたい」
「途中で食事を切り上げて、別の店へ向かいたい」
といった使い方も歓迎しているそう。

実際に、「この後に寿司店へ行く予定だけれど、そこで美味しいシャンパーニュが飲めないから、まずここで一杯楽しみたい」と訪れるお客様もいるそうです。

特別な日に限らず、料理やワインを楽しみたいと思ったときに自然体で立ち寄れる。
「こういうお店があったらいいよね」
そんな市村氏とシェフの理想が、この一軒の随所に表れています。

終わりなき探求の先に。フランスの食文化を次世代へつなぐ

「完璧なペアリングは存在しない」

そう語る市村氏は、今日のベストが明日にはさらに良くなるかもしれないと考えています。
だからこそ、完成形を決めることなく、シェフとの対話や試作を重ねながら、常に新たな可能性を模索し続けています。

その情熱は、次世代のソムリエや料理人を育てる活動にも向けられています。
休日にはInstagramを通じて若いソムリエや料理人を募り、無料でプレステージシャンパーニュのブラインドテイスティング勉強会を開催しています。

「何かを教えているという感覚は全くない。若い世代の感性から自分も刺激を受け、一緒にペアリングの質を高めていきたい」

一方的に知識を伝えるのではなく、互いの感性や考え方を持ち寄り、ともに学び合う。
そこには、これまで自身が培ってきた経験を次の世代へ手渡しながら、自分自身もさらに成長していきたいという、市村氏の姿勢が表れています。

ワインを愛する方はもちろん、フランス料理やワインにまだ馴染みのない方にも、まずは「美味しい」という体験から、その奥深さを知ってほしい。

料理とワインを通して生まれる新たな発見。
人と人との出会いから生まれる刺激。
そして、受け継がれていくフランスの食文化。

さまざまなものが交わりながら、さらに豊かな価値へと変わっていく。
そんな終わりのない探求の先にある一皿と一杯を、『les Accords』で味わってみてはいかがでしょうか。

●グラスワイン:¥1,800~¥3,200
・シャンパーニュ:1種類
・白ワイン:5~6種類
・赤ワイン:4~5種類
・ロゼワイン:1種類
・その他:3種類
●ボトルワイン:¥11,000~1,500,000
・約250種類

この逸品

南房総・館山の海の幸を味わう、濃厚ブイヤベース

『les Accords』を訪れたらぜひ味わいたい一皿が、「南房総館山のブイヤベース」です。
主役となるのは、季節ごとに水揚げされる館山の海の幸。
キンメ鯛やアオリイカ、白バイ貝、伊勢海老など、その時季ならではの魚介を取り入れ、それぞれの食材に合わせた火入れを施しています。
仕上げには、魚介の旨みを凝縮した濃厚なスープ・ド・ポワソンを使用。
江戸前や房総の旬の味わいを一皿に閉じ込め、季節ごとに異なる表情を楽しめるスペシャリテです。

合わせるワインは、南フランス・バンドールの赤ワイン「Bandol Rouge Lulu & Lucien 2021 Domaine Tempier」。

しっかりとしたヨード感やミネラル感に加え、ガリーグに代表される野生のハーブを思わせるムールヴェードルならではのニュアンスが、海の幸の濃厚な旨みを受け止め、料理の味わいをさらに引き立てます。
一皿の料理と一杯のワイン、それぞれの個性が重なることで生まれる新たな魅力。

『les Accords』が追求する、料理とワインの調和を象徴する一皿です。

店舗情報

店名
les Accords(レザコール)
住所
東京都港区芝3-17-2 Comfort AOKI 1F 店舗MAP
電話番号
03-4400-5550
営業時間
火・水・木・金・土
18:00 - 02:00
月・日
定休日
HP・SNS
https://www.instagram.com/les.accords2026/
定休日
月・日

ソムリエ

氏名 : 市村 暢央

ホテルやフレンチレストランで25年以上にわたり、シェフソムリエ、支配人、統括ディレクター、飲食部門担当取締役などを歴任。

ヒルトン大阪、フォーシーズンズホテル丸の内、ミシュラン三つ星を獲得する「カンテサンス」ではシェフソムリエとして活躍し、ワイン管理や店舗運営、サービスの向上に携わる。
その後は複数店舗を展開する企業で経営や店舗マネジメントにも従事。

2025年にはフランスの名門ワイナリー「Louis Jadot」のブランド・アンバサダーに就任。
2026年4月、オーナーソムリエとして『les Accords』を開業し、長年培った経験をもとに、フランス料理とワインの本質的なペアリングを追求している。