ワインを委ねる夜。
季節の料理と、相乗効果を楽しむフレンチ
Bar à Vin ムッシュ ヨースケ(バーラヴァンムッシュヨースケ)

一日の終わりに、本格料理とワインを
「Bar à Vin ムッシュ ヨースケ」は、池尻大橋と中目黒の間に店を構えるフレンチレストラン。
1999年3月に開業し、オーナーソムリエの松島京子氏は、「ワインあってのレストラン」と語ります。
会社員から飲食の世界に転じた松島氏が目指したのは、「パッとしない一日も、おいしいお料理とワインで元気になって、明日への活力にしてもらえるお店」でした。

「お任せ」から始まる、ワイン選びの会話
お客様がおすすめの料理を選び、ワインを松島氏に委ねる。
そんなやり取りを、松島氏は「信頼関係しかない会話」と表現します。
ワインはお客様の好みを伺ったうえで提案し、初めての方には、スペシャリテや季節の料理に合わせたグラスワインをすすめています。
「新しい発見と驚きも楽しんでもらいたい」。
松島氏は、ワインの楽しみ方についてそう話します。

料理に合わせて選ぶ、エレガントなワイン
同店のワイン選びで大切にしているのは、料理との相性です。
シェフは毎週釣りに出かけ、その釣果をもとに料理を組み立てます。
松島氏は、そうした料理と相性のよいワインを常に探しているといいます。
料理は重くなく、優しい味わい。
だからこそワインも、エレガントなタイプが中心です。
ミネラル感があり、樽のキャラクターが前面に出すぎていないものを選んでいます。
また、「魚料理だから白ワイン」とは決めつけず、驚きや楽しさを味わっていただけるラインナップを意識しているそうです。
一皿に一杯を合わせ、「相乗効果」を狙う
料理では、開業時から続くスペシャリテと、季節の料理を大切にしています。
松島氏が料理とワインを合わせる際に目指すのは、互いを引き立て合う「相乗効果」です。
その一例が、毎年1月に登場する「白子と里芋のグラタン」。
ボイルした里芋に白子のムニエルを載せ、ベシャメルソースとチーズを重ねてオーブンで焼き上げます。
合わせるのは、アルザス・グラン・クリュ「ケスラー」のピノ・グリ。
ワインの「骨格に支えられた葡萄感、甘味、苦味」が白子を包み込む組み合わせだと、松島氏は話します。
一方、夏のスペシャリテ「鮎の一皿」では、魚料理に赤ワインを合わせる楽しみ方も提案しています。
料理の仕立て方に合わせて選ぶのは、松島氏が「涼しげでエレガント、ピュアな旨味が詰まった」と表現するピノ・ノワールです。
また、同店の「シメのカレー」には、アルザスのゲヴュルツトラミネールを提案しています。
松島氏が「鉄板の相性」と語る組み合わせで、これからワインを楽しみたい方にも、飲み慣れた方にもおすすめしたいペアリングだそうです。

「来た時より元気になってお帰りいただきたい」
初めての方でも構えずに訪れられること、仕事帰りに一人で立ち寄れることも、お店の特徴です。
店内の雰囲気をつくるのは、お店側だけではありません。
松島氏は「お客様同士が作ってくださる安心安全な空間」と表現します。
お客様からよくいただくというのが、「近所にあって欲しいお店」という言葉。
「来た時より元気になってお帰りいただきたい」。
料理とワインを通して、明日への活力を届けたい。開業時に抱いたその思いを、松島氏は今も大切にしています。
●グラスワイン:¥1,200~¥1,500(時々1,800円程度のワインも提供)
・スパークリングワイン:1種類(時々2種類)
・白ワイン:3種類
・赤ワイン:2種類
・その他:2種類
●ボトルワイン:¥7,000前後~
・約100種類
この逸品
開業時から続く「ズワイガニとエノキ茸のキッシュ」
1999年の開業時から提供している、同店のスペシャリテです。
ズワイガニをぎゅっと詰め込んだ、高さを抑えたキッシュ。
ソテーしたエノキ茸のとろりとした食感との相性を、松島氏は「最高」と話します。
シェフが修業時代に勤めたレストランのスペシャリテをもとにした一皿です。
店舗情報
- 店名
- Bar à Vin ムッシュ ヨースケ(バーラヴァンムッシュヨースケ)
- 住所
-
東京都目黒区青葉台3-21-13 1F
- 電話番号
- 050-5595-4019
- 営業時間
- 月・水・木・金・土・日
17:00 - 23:00
L.O. 22:00 - HP・SNS
- https://www.instagram.com/monsieur_yosuque/
- 定休日
- 火曜日
ソムリエ
会社員を経て、1999年に「Bar à Vin ムッシュ ヨースケ」を開業。
飲食業の経験は同店のみ。
もともと飲んで楽しんでいたワインを勉強し始めたところ、学ぶことが止まらなくなった。
現在はオーナーソムリエとして、お客様の好みを伺い、料理との組み合わせを考えながらワインを提案している。